通貨は株式や債券の指数と違ってそれそのものがインデックスであると考えています。もともと外国資産には為替が掛け算されていますし、為替換算リスクの合成も分離も計算できます。なので為替もインデックスを構成する一つの要素であり、それ単独の外貨MMFやFXもある意味インデックス投資という認識です。
何でこんなことを言い出すかというと、部屋を片付けていたら外国通貨が出てきました。
◆米ドル
◆ユーロ
◆ブラジルレアル
見つけたとき「あー忘れてたー」と思いました。
日本円に戻すのが面倒でほったらかしていたのです。
昔ブラジルに行った時のものです(※今年のワールドカップではありません)。
2006年夏だったと思います。もう今から8年前になります。
ヨーロッパ経由でサンパウロまで行ったのでユーロもありました。
フランクフルトでビールを飲んだときに、店のあんちゃんに
「イヒ コメ アウス ヤーパン」(私は日本から来ました)
という自分の知るほぼ唯一のドイツ語で話しかけたのですが、割とウケてくれたのを記憶しています。
ということでこれらが今おいくらになっているかレートを見てみます。
【為替の推移】
すごい下がってる(・∀・)
|
2006/08/E |
2014/08/E |
変化率 |
USDJPY |
117.3 |
104.1 |
-11.3% |
EURJPY |
150.3 |
136.6 |
-9.1% |
BRLJPY |
54.8 |
46.5 |
-15.0% |
今思うと当時は投資に関わりが全くなく、その後のサブプライム・リーマンなど知る由もありませんでした。運用の観点から見ると残念な結果ですが、存在を忘れていたので(無から生じた感じで)結果オーライです。
今回実感したのは、通貨は実物で持っていると完全な「ZERO」のゲームだということです。また外国資産インデックスに掛かる為替は相関によってはヘッジにもなりますが基本的にシグマを増大させるものです。
ただし実際のインデックス運用では原資産の配当や利子が入ってくるので期待値はプラスだと思っています。また通貨も外貨MMFや通貨選択型のヘッジプレミアムなど金利が入ってくると話は変わってくると思います。
例えばこの8年間レアルの金利がもらえたとすると、どんなにコスト負けしても年率5%くらい?すると5%×8年=40%となり単利でも上記のマイナスをキャンセルできています。先日のグロスインデックスではありませんが改めて配当や利子は大事だと思います。
P.S.
レアルを換金できるところがあれば教えてください。
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