以前日本株でインデックスの偏りを表すウェイトヒストを確認しました。この度野村AMのETFページだけでなくブラックロックやグッゲンハイム、バンガードのETFページから全銘柄のウェイト情報が取得できることがわかったので各種インデックスの偏りを確認します。
・東証REIT(1343):2014/09/30
・DJ US REIT(1590):2014/09/30
・AlphaShares EREIT(EMRE):2014/10/10
・S&P EREIT(eMAXIS EREIT):2014/01/27
※グローバルリート(日本除く)の代わりにDJ US REIT(1590)としています。S&P EREITはeMAXIS EREITの運用報告書から。
【REITインデックスのウェイトヒストグラム】
この図の意味は「上位X%の銘柄で時価Y%を支配している」ことを表します。例えばブルーの東証REIT指数は数で10%の銘柄が時価で30%に達していることがわかります。つまり最初の立ち上がりが急なほど少数の上位銘柄がウェイトの大部分を支配していることになり、実効的なNが減少している(分散が効いていない)と解釈できます。等配分で傾き1の直線になります。
|
銘柄数 |
均等度 |
分散度 |
東証REIT(1343) |
47 |
0.58 |
20 |
DJ US REIT(1590) |
108 |
0.35 |
23 |
AS EREIT(EMRE) |
117 |
0.44 |
35 |
S&P EREIT(eMAXIS EREIT) |
36 |
0.45 |
10 |
【考察】
REITについてはどれも似たような形状です。これまで見た日本株、グロ株、新興株の時価加重に比べれば気持ち緩やかになっているでしょうか。
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