二番煎じで恐縮ですが、「ラスタースキャン」「ナイアガラ」に「ジフ版時間リスク」で考えた実時間の流れをマージします。別名「パラパラ漫画による「ラスタースキャン」「ナイアガラ」の統合」。
MSCI JAPANの5年タップランニングリスクリターンを用いて、どの5年間に投資を行うかで確率密度、累積分布がどのようにバラつくかをGIFのアニメーションで表現します。
【ジフ版・リスクの時系列依存】
投資するタイミングが1年ずれるだけでピョンピョン飛び跳ねています。どの5年間に投資するかで結果がこれだけバラつくことを示しています。この5年を10年、20年としていけば、バラツキは低減していきます(ただしタイミング方向(中央値)の単位時間あたりの推定精度が改善するだけで複利である確率分布の広がりは減りません)。5年と20年の違いは「長期投資が必要な理由」で示しています。
時間と複利(掛け算で積み重なること)によってバラツキはどう頑張っても広がっていくので、その代わり中央値を確保して、つまり全体的に右上がりにして元本割れ確率を減らす。これだけピョンピョン飛び跳ねても元本割れしないようにするために時間と複利の力を借ります。時間も複利も諸刃の剣ということになります。
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