山崎氏の金融業界にとって不都合な物言いがいつも痛快です。特にファンドマネジャーのくだりはなるほどと思いました。だからアクティブファンドがコストの差でインデックスに遅れを取るのですね。
個人的に山崎氏とは「非時価運用がやりたい」という点で一致していると考えています。それが個別株なのかインデックスなのかの違い。そのインデックスがアズグロウンなのか定量的でロジカルな根拠をもとに構築されたものなのかの違い。
「時価のインデックス投資」は右上がりの市場平均が求まるという相対的な話であって絶対的なものではないです。その絶対値に客観的な意味を与えるのが「非時価インデックス(統計インデックス)」と考えています。
市場平均としての時価総額比率が効率的でないことは数学的に考察しています。
現行のインデックス投資が「運用コストの安さ」という消去法的な推奨理由であるのは、主流派である時価加重インデックスが統計的に合理でないことに起因すると考えています。
ゆえに私としてはインデックス投資が
「ご指名ありがとうございますっ。ヒ・ジ・カです♪」
と自信を持ってオススメできるものであるために非時価加重の意義を考察しているつもりです。
「山崎先生・・・!!非時価運用がしたいです・・・・・・」
非時価運用に慣れた頃、インデックス投資は思い出す。
「なぜオレはあんなムダな時間を・・・・・・」
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