出典 youtube.com/watch?v=bcgbV3Caa_0
FF5には「チキンナイフ」というアイテムが登場します。
市場下落中の投資はいわゆる「チキンレース」のようなもので、逃げ出したくなる衝動をどう抑えるかという意味合いがあると思います。チキンと言えばチキンナイフということで冒頭の画像は「たぶんチキンナイフと思われるシーン」から引用させていただきました(「メリュジーヌ」なのは、たまたまです)。
【おもしろいかおもしろくないかそれが問題だ】
人によって感じ方は異なると思いますが、積立だけのインデックス投資は「つまらない」ことも事実かと思います。一方で「それでいい」「資産運用におもしろさなどいらん」と思う人もいると思います。
ここでつまらない側の立場に立つと、例えば積立以外に投資余力を残しておいて、定期的に発生する市場下落時にスポット買いすることも「つまらない」ことに対する一つの対策として考えられます。
完全に機械的に積み立てても、パワーをためておいて市場変動に合わせたスポット買いを組み合わせても、長期的なトータルの結果に大きな差異がないことを事前に確認しておけば、やり方にこだわる必要はないと思います(自己責任で好きなようにすればいい)。そのような「小細工」は日々の市場変動によって失われる期待値や、バラツキに相対的に埋もれると考えるからです。
それなら「つまらないインデックス投資を自分なりにアレンジしておもしろくすればいい」と考えます。もちろん「ジリ貧」にならないように最低でも3σ、かつ向こう数年間の変動に対応できるような計画性は必要ですが。
なおインデックス投資における積立やリバランスの確率的な方法論は過去にいくつかモンテカルロシミュレーションで定量化していますので、よろしければご確認ください(「
資産運用シミュレータ反省会」)。
【Investment simulators】
そもそも、考えの根底にあるのは「投資関係で最初から100%など目指していない」ということです。この業界では欲を出すから失敗するんであって、70点程度を目指すように目標を設定し、それを意識して行動すれば、ずいぶん気分がラクになると個人的には思っています。
そうすれば「こうすべき」といった強迫観念にかられて全力投球したり、逃げ出したりすることもなく、多少余力を残して「インデックス投資を楽しむ」という余裕も出てくるのではないかと思います。
私の経験的な意識の変化として、投資を始めてもう7年以上経ちますが、同じような市場変動を何遍も繰り返し見ていると、「飽きてきた」ということもありますし、下落に臆することなく「リバウンドを制する」ことは割と重要な行動と思うようになりました。
つまり無計画に投げ売った人(敗者)からリバウンドを拾うのが「(敗者の)ゲームを制する」ということではないかと考えています。
「リバウンドを制する者は(敗者の)ゲームを制す」
「つるぎのまい」のように、困難な状況でも物怖じせず華麗に振る舞えるインデックス投資家を目指したいです。
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