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インデックス・ドライバー

「負けない投資」についての再考IV

【ルート3@HKB47(2015-2016シーズン)】

『逃げちゃダメだ』


インデックス投資は市場平均に「負けない」のではなく、元から市場平均など歯牙にも掛けていないと考えています。

目先の「イベント」に見苦しい過剰反応と節操のない右往左往を繰り返すだけで論理的な対策もフィードバックもない。市場のやっていることは指数の効率を落としているだけ。そんな市場平均にフリーライドして勝つとか負けるとか次元の低い争いをしていても大切な未来は守れない。

インデックス投資と市場平均が相反する矛盾のように聞こえますが、市場をトレースするのはパッシブ投資であってインデックス投資ではない。ゆえに市場が指数の効率を落としていてもインデックス投資と矛盾しない。インデックス投資はその非効率性を改善するためにあるのだから。

投資家は自信過剰(オーバーコンフィデンス)である、ゆえに勝ちに行こうとせずインデックスファンドで平均を取りに行き相手の自滅を待つことが合理とされる。これを株式投資では「ルーザーズゲーム」と表現されると思います。

ここで考えられる疑問は、相手の自滅でしか勝てないなら、どうやって問題を解決してプラスに持っていくのか、ということ。マイナスサム(消失リターン)を垂れ流している相手の失敗を待っていて「マイナスサムゲーム」に打ち克てるのだろうか。

そもそもオーバーコンフィデンスで自滅するような投資家の失敗を重ね合わせることがなぜ一転して合理的になるのか。もちろん誤差伝搬等でシグマ等は低減します。しかし、この考え方では非合理な平均が取れる(非合理な市場には相対的に負けない)というだけで、非合理な投資家が市場として集合するとマイナスサムゲームを克服して絶対的なプラスを勝ち取れる、ということまでは言えないような気がするのですが。

自滅するような非合理な投資家が淘汰されて勝者が残ったとしても、その攻防の中で生まれるシグマがマイナスサムを生んでいるのだから、市場の価格形成過程そのものが矛盾をはらんでいるのではないか(市場がマイナスサムを内包しているのだから敗者が淘汰されてもマイナスサムは残るということですよね)。

そのあたりをどのように考えれば良いのでしょうか。

危惧しているのは、インデックス投資(パッシブ投資)は定量性から逃れるために「負けない」ことを盾にして矛先を逸らしているのではないかということ。都合のいい話だけに逃げずにマイナスサムゲームという課題を乗り越える方法を考えなければ。

盟主の著作「W街のRW」にはインデックス投資(パッシブ投資)のことが「思考停止型」と書かれています。

『思考停止で何が解決できるか教えてくれ』

インデックス投資とインデックス投資家すべてが「思考停止」と誤解されるからやめてほしい。思考停止はパッシブ投資だけでやればいいと思うよ。

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