とりあえず代表的なインデックスファンドのベンチマークは、
日本株 時価総額加重
グロ株 時価総額加重
新興株 時価総額加重
日本債 時価総額加重
グロ債 時価総額加重
新興債 時価総額加重+組み入れ比率制限
JREIT 時価総額加重
GREIT 時価総額加重
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ところでSTAMグロ株のMSCI Kokusaiインデックスの説明を読むと、
「日本を除く世界の主要国の株式指数を、各国の株式時価総額をベースに合成したもの」
つまり各国の指数を各国の時価総額で加重平均するとのことです。
おそらく各国の指数も各銘柄の時価総額加重平均でしょうから、時価総額加重平均の自乗です。
目も当てられない状況です。
一方Equal Weighted Indexはそういう親インデックスと同じ構成銘柄で等配分するとあります。
つまり、
時価総額が大きい国
→銘柄数も多い(ハズ)
→等配分インデックスでの各国の時価総額は各国の銘柄数に比例
→国ごとの時価総額の配分は等価ではない(銘柄ごとの配分は等価)
確かに米国とか減ってはいましたが等配分には至っていませんでした。しかし下方リスクを喰らいすぎないためには、ハシゴを外されやすい割高な銘柄を"鷲掴み"しないことが重要と考えると、これに対しては充分機能していると思います。
逆に金融機関側から考えれば信託報酬競争を避けるためにそっち方面にシフトすることもアリなのではないでしょうか。まだ下げる余地はあると思っていますが、今後厳しくなっていくなら、Equal Weighted Indexはよい手段になる気がします。他社との差別化だけでなく、それに移行するだけで我々にとってはコストダウンと同等の効果が得られる見込みがあります。
マイノリティだとは思いますがそういうインデックスを求める人も一定数いると思うので。
ただEqual Weighted Indexも時価総額の余韻が残っていることには注意が必要です。
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