日本版ISAでバランス型を採用しようかと考えています。リバランス時の売却によって非課税枠を減らさないように、ポートフォリオにトリガー耐性を持たせようという意図です。
そこでeMAXISについて、所持金を8等分して8資産バラで購入するのと、すべて8資産均等型で購入するのとではどちらがおトクなのでしょうか。
2011年10月31日から2013年3月12日までのデータで確認します。
【最初に一括購入】
【ひと月(20日)ごとに積立】
「均等型-バラ合計」がリターンの差分で右軸です。
最近の急上昇で均等型が急激に悪化しているのが目立ちます。頻繁なリバランスは(価格の変動的にも売買コスト的にも)リターンを悪化させるという懸念がそのまま見えているのでしょうか?
あるいはバランス型は歪みを修正するときに何かやらかしてしまう要素が潜むと思います。素人の憶測ですが、急激な変化に対応するため売買がかさんで余分なコストが発生するとか、決められた配分にしきれないとか?
微妙な結果ですが常にこんな変動は起こらないだろうということと、少なくとも日本版ISAに限れば非課税枠の有効利用のメリットが大きいと考えます。
またコストの観点からも見てみます。
実質コスト1は期首と期末の基準価額の平均から、全期間(2012/01/26-2013/01/28)の基準価額の平均から求めたものです。
まず均等型の信託報酬はバラの平均より低く、この時点で優位です。実質コストでは若干差が縮まっていますが、1つめのグラフの12月までの結果はこれによるものでしょうか。
また実質コスト1の一部が信託報酬より低くなっています。期首と期末の間の値動きが反映されていないため精度が出ていないです。特に今回は期末に急上昇したためアンダーになっています。
ちなみに普段は簡単のため前者で計算しています。また試しに日本株をひと月ごとの平均で算出すると0.413%になります。
自分でバラで組み合わせた方が楽しいじゃんと思っていましたが均等型も捨てがたいです。
(関連記事)