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非時価加重運用の特許(登録)

非時価加重運用の特許(2/3)」で見つかった特許の登録件を確認します。

◆特許第5503839号(リサーチ アフィリエイツ エルエルシー)
発明の名称:時価総額加重でない指数運用システム、方法、およびコンピュータプログラム製品
公表:2007.8.9(特表2007-522562)
出願:2005.1.27(特願2006-552146)
登録:2014.3.20
(優先権:2004.2.4(US)、2004.10.12(US))

公表時のクレームと内容は同じですが文言が全く変わっています。メインクレームの主要な構成要件を抜き出してみます。

[請求項1]
時価総額でない資産の指標を示すデータを、電子的に構築するシステムであって、
コンピュータメモリに収集されたデータを、少なくとも1つの時価総額でない尺度を得るためにCPUにより電子的に正規化する手段と、
少なくとも1つの時価総額でない尺度に基づいて、複数の資産構成をCPUにより電子的に選択する手段と、CPUにより電子的に重み付けする手段と、から構成され、
前記少なくとも1つの時価総額でない尺度が、前記複数の資産構成のそれぞれに係る企業規模の、少なくとも1つの客観的な尺度から構成され、
当該企業規模の客観的な尺度が、財政的な尺度、非財政的な尺度、前記資産構成に関連する企業の人口統計学上の資産の尺度、株式上場企業が開示する客観的な尺度、の少なくとも1つから構成され、
企業規模の前記少なくとも1つの客観的な尺度は、実質的に前記資産の株価から独立し、実質的に前記それぞれの企業の市場における時価総額から独立しており、
前記正規化されたデータに基づいて、時価総額でない資産の指標を提供するシステム。

【考察】
何を言っているかよくわからないですが、これが特許です。日本語の文章として理解しやすいかどうかは考慮されません。

本件は重みづけするための「時価総額でない客観的な尺度」とは何かがポイントだと思います。

「複数の資産構成のそれぞれに係る企業規模」
「財政的な尺度、非財政的な尺度、人口統計学上の資産の尺度、株式上場企業が開示する」
「実質的に前記資産の株価から独立し、実質的に前記それぞれの企業の市場における時価総額から独立」

割と限定が多いような気がしますが、要は時価総額(=株価)以外の売上や配当やROEといった指標のことを言っているようです。つまりR/Nファンダメンタルインデックス(1598ETF)のような指数のことを指しています。JPX400は選別がROEで加重は時価なので当たらないと思います。

それはそれでよくて、個人的にはこれにシグマなどの統計学的な尺度が含まれるかに興味があります。クレームに「企業規模」「人口統計学上の資産」という文言があるので、標準偏差や相関のような統計量は含まれないと考えます。

が、統計量は株価(の変動)から算出されるものです。「実質的に前記資産の株価から独立し」という文言がわざわざ含まれていることから、統計量による重みづけはこのパテントには当たらないですが、公知ではないかという気がします。

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