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インデックス・ドライバー

分配金とトレードオフ

私は分配金については一人一人が好きにすればいいというスタンスです。しかし利点や問題点、そして中身をよく理解した上で利用することが前提だと考えます。

『人気の理由は何と言っても毎月200円(一万口当たり課税前)もの高分配を2013年2月以降20ヵ月連続で出しているところ』


とりあえず残念だと思うのは、

①200円とか300円という数字だけが一人歩きしてそれに意味があるのか全く触れられていない点
②基準価額(個別元本)に対してどれくらいの「割合」を占めるのか何も触れられていない点

SBI証券の謳い文句を見ながら「あいかわらずだなあ(´・ω・`)」と思っていると、ある文字列に引っかかりました。

『※好配当グローバルREITプレミアム・ファンド通貨セレクトコースの設定(2013年1月19日)から2014年9月30日までの分配金再投資後収益(トータルリターン)は8.39%となっています。』※筆者注:設定は2013/01/29

「ん?」

例えば同じ期間の「eMAXIS先進国リートインデックス」の騰落率は31.77%です(分配していないのでこれがそのままトータルリターン。わかりやすい)。何もしなくてもこれくらいはいけるはずなのにと思っていると、「これか・・・」というものがありました。

【カバードコール戦略によるオプション・プレミアム収入(SBI証券より)】

この図を見て先日シミュレートした「デジタルクーポン(EB債)」がデジャヴりました。この「カバードコール」も上限を斬ることで「オプションプレミアム」というものを生み出しています。平たく言えば値上がりを放棄して「ゲタ」を履かせています。ただしこちらは下限は同じく底なしでも「オフセット成分」が常に乗っているのでまだマシなような気はします。

このような特性に加えここ数年は上がりっぱなしなのでこういう結果ですが、逆の展開になると生きてくる気はします(eMAXIS先進国リートも原資産に加えて通貨の上昇が主たる要因と思われます)。

個別元本(取得単価)は人によって異なるので基準価額に対する割合だけ確認すると、
基準価額:6537円
分配金:200円×20ヵ月=4000円
(2014年9月25日時点)

足すとちょうど設定時の基準価額10000円くらいになり、純資産の約40%を分配金として吐き出しているようです(おそらくほとんどタコ足)。それをまかなうためのインカム収入のはずなのに全然足りていないように見えます。

「無」から利益が発生することはそうそう無いと思います(そのための「リスク」)。デジタルクーポンも仕組預金も毎月分配型も、構成が複雑なものは何かしら「トレードオフ」がありそうです。

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