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インデックス・ドライバー

インデックスファンドの「指数」と「連動」についての考え方

ニッセイ外国株式インデックス、上場インデックスファンド海外新興国株式(1681)、あるいはeMAXISバランス波乗り型のように、「累積騰落率差(差分和)」で見ると他のファンドと異なる動きが見えてきます。

累積騰落率差は1ヶ月やxx年といった「特定期間の1値」ではわかりにくいことを連続した流れとして可視化してくれる点で有効だと考えています。ちなみに、私がやっている累積騰落率差というものは基準に対する単位時間あたりの騰落率の差の累積です。要は複利が入っていませんのでそのまま基準価額の差(原点で規格化した時の比)にならないことにはご注意願います。

インデックスファンドの対象指数と連動性について自分の考えをメモしておきたいと思います。

【連動について】
まず連動性については、基本的に「インデックスファンドはコストやその他のカイリ要因を全て明らかにした上で指数に連動さえしてくれれば良い」と思っています(インデックスのファンドマネジャーさんにとっては大変かも知れませんが)。よって合理的で明確な理由があれば配当なし指数から上方乖離するのも、配当あり指数から下方乖離するのも問題ないと思います。それらの情報があれば我々は「判断」できるからです。ただしETFの市場乖離のような上下方向のランダムなシグマ成分は問題だと思います。またここでは乖離の量は問題としていません。

先日のニッセイグロ株のトラッキングエラーについても簡単にシグマくらいまでは解析してみましたが、運用に関して専門的なことはわからない&憶測になってしまうので、こういう情報が金融機関から発せられることを期待しています。

【指数について】
重視したいのはその指数「そのもの」です。つまりどの指数を選ぶか、どんな指数を作るかが重要だと考えます。

例えば株式の指数には「配当」が入っていることが大前提で、配当の無い指数やインデックスファンドには投資する気にはなれません。配当というプラス期待値の存在が投資をギャンブルと差別化する(唯一の)点だと考えるからです。例えば1681は配当部分は別の金利運用で賄うという方針ですが、当時確認した時点ではうまくいっていないようでした。

また、指数の「加重」についても、時価加重や株価加重よりイコールウェイトで銘柄1つ1つの「寄与率」を等しくする方が、いわゆる「ポテンシャルを最大(最小)化する」といった理論的な裏付け云々を論じる前に「当たり外れの気分的に」理に適っていると考えます。(イコールウェイトも放っておけば時価加重そのものなのですが、それはまた別の話。)

上述のように基本的に期待値をプラスに仮定できるなら「どれでもいい=イコールウェイトでいい」という考え方です。なぜなら「そこから何がどうバラつくか」は少なくとも私にはわからないからです。

他には配当・利子の「現地源泉徴収課税」の有無やその税率が最近割と気になっている部分です(「税引後配当あり指数」など)。コストや期待値と同列に議論できるものだと考えます。

【P.S.】
ニッセイの件で割と大きな爆弾を落とした(燃料を投下したとも言う)自覚はあるので、何かしら落とし前はつけたいと思って書きました。投資判断は各々のポリシーと自己責任なので、私もニッセイを責めるつもりはありませんし、「コストが低いこと」は我々にとって正義であることに変わりありません。重要なのはその理由を明示し、今後修正できるかだと思います(あまり表に出したくない理由なのかも知れませんが・・・)。

【P.S.II】
というところまで書いたのが昨日(1/12)で、今回の件が明記された運用報告書がそろそろ出ないかと思って今日(1/13)ニッセイのサイトを覗いてみたら掲載されていました。そこにSTAMやeMAXISには無いそれらしい文言が書いてありました。全文を引用します。

『2014年10月末現在、当ファンドの主要投資対象であるマザーファンドの信託財産において、委託会社の主要株主である日本生命保険相互会社は、当該マザーファンド受益証券を他のベビーファンドを通じて実質的に36.1%保有しています。当該実質保有分は、日本生命保険相互会社により他のベビーファンドを通じて解約されることがあります。』

マザーファンドもニッセイ外国株式インデックスのベビーファンドと同様に10/Eから11/20の間にベンチマークから0.3〜0.4%下方乖離しているので、これが影響している可能性があるのではないかと考えます。またあのグラフの全期間中で他と異なる動きをしているのも同様の理由ではないでしょうか。なお私はこの分野の専門家ではなく正確性は保証できませんのでご了承ください。

【P.S.III】
後でリファレンスをスタムではなくMSCIコクサイにすればよかったと思いました。連動できているのはもしかしてニッセイなのかもという懸念が浮かんだからです。しかし運用報告書では「配当込み」に対して下方乖離しているとの記述があるのでリアルだと思います。プロットは指数の為替換算が難しいのでこのままとします。

あと、あまり憶測を重ねるのは本意ではないのですが、運用報告書を見て気になった点をメモしておきます(いずれも1/14時点の最新の運用報告書から)。

・マザーファンドの外貨建純資産比率
ニッセイ 96.2%
STAM 99.8%
eMAXIS 99.7%
インデックスe 99.1%

この他に誤差要因として為替換算が考えられますが、投資信託の基準価額については午前10時の値(いわゆるTTM)が使われているという認識です。

・マザーファンドの銘柄数(ポートフォリオ)
ニッセイ 963
STAM 1234
eMAXIS 1231
インデックスe 1229

銘柄数はおそらくインデックスファンドの運用手法に絡むものだと思います(運用手法について「インデックスファンド&分散投資に必要な銘柄数は?」に旧住信AMのリンクを貼ってありましたが切れていたので更新しました)。

上の「日本生命保険相互会社」の影響より外貨やポートフォリオ、つまり運用起因のような気がしてきました。

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