1.ニッセイ外国株式インデックスファンド/ニッセイ
2.バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)/バンガード・グループ
3.セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド/セゾン投信
4.結い2101/鎌倉投信
5.eMAXISバランス(8資産均等型)/三菱UFJ
6.ひふみ投信/レオス・キャピタルワークス
7.世界経済インデックスファンド/三井住友トラスト
8.SMTグローバル株式インデックス/三井住友トラスト
9.ニッセイ日経225インデックスファンド/ニッセイ
10.eMAXIS新興国株式インデックス/三菱UFJ
ニッセイグロ株は想定の範囲内でしたね。eMAXIS8も割といい感じのところにいます。相変わらずSTAMグロ株とeMAXIS新興株の粘り強さも良いと思います。
ちょっとここで水を差すようで恐縮ですがグロ株idxファンドの最近のありようを累積騰落率差で見ておきます。ニッセイグロ株設定からのSTAMグロ株基準で求めています(データはモーニングスターから。分配金は非課税で再投資)。主要なシリーズ+DCファンドをいくつかピックアップしています。
【グロ株インデックスファンドの累積騰落率差(2013/12/10-2014/12/30)】
ニッセイがずっこけていますが期間が浅い&純資産が小さい等の理由によるものでしょうか。それとも単に運用によるものでしょうか。それらを判断するにはまだ統計(時間)が足りていませんが、今後の振る舞いには興味があります(投資判断は自己責任でお願い致します)。
その他のファンドはDCを含めてだいたい信託報酬(実質コスト)の差が累積騰落率差の「傾き」として有意に見えています。信託報酬が日々の純資産から引かれていることがよくわかります。
また、ニッセイだけ高周波のノイズが多いように見えますが、これはニッセイのシグマが微妙に小さいらしくスタムとの差分が振幅として見えているのではないかと思います。シグマが小さい理由は現金比率とか?ですかね。でもそうするとグロ株Sが説明できないのでポートフォリオ起因ですかね?あとこのプロットからコストはシグマには効かないことも確認できます(シグマはリターンに効きます)。
【グロ株インデックスファンドの標準偏差(日率標準偏差を年率換算(×√240))】
インデックスファンドはこういうのが見えてきてしまうことがマネジャーさんにとって恐ろしいことだと思います。
このようにインデックスファンドはコストだけでは判断できないところに奥の深さを感じます。そしてインデックス投資の定量的統計的な再現性の高さに惹かれるものがあります。
(2015/01/14追記)
運用報告書を元に以下に少し追記しました。
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