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インデックス・ドライバー

インデックス投資における配当成分と変動成分との相関

先日「日本駐車場開発(2353)」の株式を取得しました。

【株価の推移(SBI証券より)】


2016/07/27が「権利落ち日」なんですけど、いわゆる「配当落ち」ってやつだと思いますがよく落ちるなあと思います(配当利回り以上に)。わかっていたことではありますが、こういうのを見ると市場はほんと出資や長期保有の意識の薄い「マネーゲーム」のようですし、正しい価格形成とはなんなのか疑問になります。

一方「インデックス投資における配当成分の定量化」によって、インデックスは3月と9月に配当が加算されることが多いことがわかりました(※「日駐」の決算は7月)。上のような「日駐」の価格変動を見ると単品だけでなく指数の方も大丈夫なんかと不安になりますので調べてみました。

つまり「配当が加算される(あるいは権利が確定する)3月と9月に指数は下落しやすいのかどうか」を確認しておきたいと思います。対象とした指数は「MSCI JAPAN」の「高配当(ハイディビデンド)インデックス」です。

【月ごとの配当率と変化率との相関マップ】

【考察】
マップは横軸に「Price」での月単位の変化率、縦軸に「GrossーPrice」から求めた月単位の配当率(配当利回り)を取って1月から12月まで並べています。

配当落ち分以上に指数(Price)が下落するなら中心から左寄りの分布になると想定されますが、これといって極端な歪みや偏りのある分布ではないように見えます(X軸の変化率のゼロを境に左右でそれほど非対称ではない)。まあそこまで精度のある解析ではないですけど。

権利確定までに配当(+優待)落ち分が上昇して権利落ち後にその分が下落するなら、バイアンドホールドにとって配当取りや優待取りのための価格変動成分はただの「ノイズ」として無視してよいと解釈することができます(収支が合っているなら)。

ただしこのデータはマンスリーで月末の値しか見ていませんので、上の「日駐」の変化のように3月/9月の初めからその月の26日くらいまで上昇、そのあと月末までに急降下、というのがあっても分解能的に検出できていませんが(月内で上がって下がってトントンになっているなら月単位の解像度では成分分離できず、積立日によってはピークで掴まされている可能性はある)。

特に個別株の場合は、「日駐」ライクな上昇に巻き込まれて高値掴みさせられてはいけませんので、他人より先を見据えて少し前から仕込みを入れておく必要があると考えられます。また権利確定までの上昇が配当落ちを上回るなら、配当を捨てて値上がり益のみを狙うという手法も成り立つんでしょう。

【まとめ】
権利日などは決まっているので、予想とか願望とか不確定な要件ではなく、しかるべき事象に対して他人より早く動く、ただそれだけのことなんですよね。雪山行くのに混雑を回避したりトラブルに対処できるように深夜に出発するのと同じことです。やはり投資はインデックスでも個別運用でも「他人が興味のない時に如何に準備できるか」ということだと思われます。

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