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インデックス・ドライバー

インデックス投資が定量的になるためのアイデアを広く募集しています

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コメント

1. 無題

なんだか難しい提案ですね。
例えば私が最近考えているのは、日本のインデックスにしても、トピックスと225のどちらに長期投資していいのかは誰もわからないのですよね?
それは株価の将来はわからないからです。
だとすれば経費率の低いものを選ぶか、分散効果は低いかも知れないが、半分ずつ購入するくらいしかないのかなと。
結局インデックス投資というのは、予測できないことを最大限認めた上で、少しだけの確実っぽいもので構成していくものなのかなとか思ってます。長くてすいません。

2. >考え中さん

コメントありがとうございます。

>トピックスと225のどちらに長期投資していいのかは誰もわからないのですよね?それは株価の将来はわからないからです。

条件を仮定して確率的にしか議論できないのだと思います。

>だとすれば経費率の低いものを選ぶか、分散効果は低いかも知れないが、半分ずつ購入するくらいしかないのかなと。結局インデックス投資というのは、予測できないことを最大限認めた上で、少しだけの確実っぽいもので構成していくものなのかなとか思ってます。

考え中さんの考えは均等配分に通じるものがあると感じました。分からないなら寄与率を等しくすれば良い。むしろその場合は均等配分がリスクを最小化すると思います。

おっしゃるように予測できないこと、分からないことを認め、定量を駆使してできる限り確実性を増していく、というスタイルがいいですよね。

問題はそれをどう業界に浸透させるかだと思います。インデックス投資では均等バランスが多く出ていますが、まずはそこでリスク低減の定量性をもっと前面に押し出してもらうことですよね。もちろん私も今後も均等配分について取り上げていくつもりです。

3. 無題

 なかなか難しい問題ですよね。
 私がとりとめもなく考えてみたのは、以下の3点です。

1.投資のリターン、リスクの事前検証の難しさ
 リターンにしろ、リスクにしろ、過去の市場取引のデータをもとに、確率統計学的に推定値を出すしかない。
 しかし、過去のデータの量が大数の法則を満たすほど充分かどうかは、検証しにくい。
 正六面体のサイコロを振るなら、「1」が出る確率の理論値は1/6だと簡単に推定できるから、大数の法則を満たすデータ量がどのくらいかも実際にサイコロを振ってみる実験をしてみれば検証できる。
 理論値の推定が容易でない場合(振ってるサイコロがどんなものか、実は分かっていない場合)は、いくらデータを集めてみても、果たしてそれで充分かに疑問符がつく。
 何回もサイコロを振る実験の結果、正六面体のサイコロだと思い込んでいたが、さらにそのサイコロを振ってみたら、「7」という数字が出てきて、実は角が少しずつ削れた十四面体サイコロだったことが判明するみたいなことはありうる(ブラックスワンの発生)。
 また、誰かインチキをしてないか(サイコロでいえば、重心を偏らせてるサイコロを振ってないか)も、インチキがない場合の理論値の推定が容易でないと、簡単に検証できない。

2.事前には分からない中でどうするのがベターなのか
 どれがリターンが高いか低いか、どれがリスクが高いか低いかは、事前には分からない。
→じゃあ、市場取引できるものは全部買っちゃえ。投資するかしないか以外の選択肢なんてねぇんだよ、投資すると決めたなら全部買え。
→全部買えるほど資金をもってる奴なんて誰もいねぇよ。
→じゃあ、どうするか。
→選択肢
 a.とりあえず投資可能な資金で、「全部買う」の縮小版を実現しよう→時価総額加重平均インデックスでインデックス投資
 b.とりあえず投資可能な資金で、すべてを同額ずつ買おう→均等額インデックスでインデックス投資
 c.とりあえず投資可能な資金で、すべてを同量ずつ買おう→株価平均タイプのインデックスでインデックス投資
 *どれを選択するにしても、屁理屈をつけて買う対象を絞り込むことはNG
→abcの三つのうち、どれがリターンが最も高いか低いか、どれがリスクが最も高いか低いかは、事前には分からない。
→うーん、困った。
*なお、cについては、何を持って「同量」とみなすかについて疑義が生じる。東証1部に上場している株式は、どの銘柄であろうと、1株は1株と割り切っていいのか。さらにいえば、東証1部上場の株とNY市場上場の株も、1株は1株なんて考えていいのか。

3.現実
 とりあえず、運用が機械的に楽にできそうなaかcでいきましょう、というインデックス運用機関が多い(bは、実際にやるとなるといろいろと面倒だ)。
 さらには、すべてを買うのも面倒だということで、屁理屈つけて(あるいは屁理屈すらつけずに)、買う対象を絞り込んでる場合もある(日経平均255とか、JPX日経400とか)。

4. >NONAMEさん

おっしゃるように「事前にわからないから全部買う」というのは賛成なんですが、その「買い方」に定量を加えてみようよというのが私の主張です。

まずはNONAMEさん指摘の3点やa,b,cの方法の違いなどが明確に議論されることから始められるべきですよね。インデックス投資はそれすらはっきりせず時価加重(TOPIX)と株価加重(N225)が混在している。それらが統計的にどうなのか論理立てて示されるべきと思います。それぞれ得手不得手もあるでしょうし、定量的な背景以外に運用のしやすさも加味されるファクターだと思います。

議論が浅いのに「それだけが正しい」と思い込むのが一番危険だと思うのです。

5. 無題

返信ありがとうございます。
確かに私は均等配分が考え方としては好きです。だからここを見ているのですがw
定量っていうのが数学得意じゃないんで論理的に理解してるかわからないのですが、
経費率、予測をある程度放棄する以外に私が重視しているのは、なるべく非課税口座でもつこと、ファンド内の配当の3重課税を回避するとかです。ここはある程度数字で得だと証明できるのではないかと思ってます。
スマートベータとか、中国が来る、インドが来る、アメリカ1本で良いとか、新興国は危ないとか、日本はもうだめだとかを当てに行くよりも、積み立てなら積み立ての適切な投資行動をしっかりとることを意識したほうが、結果に影響すると考えています。

6. >考え中さん

経費率、非課税口座、多重課税などは不確定要素が少なく投資家が事前に検討可能ですね。ある程度時間があればトラッキングエラーも検証できます。

>・・・適切な投資行動をしっかりとることを意識したほうが、結果に影響すると考えています。

おっしゃるように、予想や賭けに走らず投資対象も時間も満遍なく分散するなど、基本的なことを確実に積み重ねていくことがインデックス投資で重要だと私も思います。

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インデックス投資が定量的になるためのアイデアを広く募集しています

【インデックス投資の高みへ】

「インデックス投資」、これを知ってかれこれ10年経ちます。しかし一向に定量的にならないのです。

例えば一般にインデックス投資は「市場平均が取れて負けないこと」が”論理的”というようなススメ方をされると思いますが、その市場平均(時価加重比率)の意味や合理性、また未来の持続可能性に関して定量的な説明に出会ったことはありません。

要は理屈や課題が深く掘り下げられず話が表面的で浅いため、少し考えると疑問や矛盾が見えてきたりします。そういうのが認識も議論も改善もされずにずっと放置されている状態と考えています。逆になんでこれでいいのか誰も突っ込まないのでしょうか?

「自分の投資法も定量的に説明できないのに何が論理的だ?」

そう思いませんか?


なんでもいいです、アイデアやご意見を広く募集しています。

例えば、メディア記事等をもっと定量化してもらうとか。金融機関やネット・書籍等でインデックス投資を啓蒙している媒体、要はインデックス投資関連の「ビジネス」にもっと議論のレベルを上げてもらわないと。少なくとも”プロ”とか言っていたり対価をもらってやっているとかなら損得だけでないそれなりの質や責任のある議論はしてもらわないといけない。

(ちなみに私もクオリティが「その域に達していない」ので、ブログ広告料等含め対価を要求できる水準ではないと認識しています。もともと暇つぶしですからね。ブログ書きとしても聞きかじったことを何も考えずに右から左に流すだけといった無責任な運営は避けたいと考えています。)

客観かつ中立な立場で考えてみるとインデックス投資はロジックが弱い。上述の時価加重の定量性や諸般の整合性の他に、例えば右上がりという希望的な仮定の上に乗っかっているだけでそれ以上の対策や改善に乏しい。未来永劫その仮定が崩れるようなリスクはないのか?とか(将来への当事者意識、主体性と表現できるでしょうか。他人事では済まない話だと思うのですが)。

それでも資産形成の中では無難で、数学や統計とも相性がいいので、消去法的にインデックス投資を選んでいる事情があります。

そこはやはり自分のやっている投資法にはレベルを上げてもらいたいですし、定性的にも定量的にも「絶対的にインデックス投資がいいんだ」、と胸を張って主張できるような基礎が築かれることを望んでいます(少なくとも定量的でなくても言っていることの一貫性をもたせてもらえるとよいです。たちどころに矛盾や疑問が解消すると思います)。

私が携わる仕事や私がこれまで生きて学んできたことを踏まえると、何も間違ったことは言っていないと思います。同時に、そういう「正論(理想)」が通用しにくいことも、それが通用せず苦悩する無様さも、よく知っています

中には定量とか必要ない、フリーライドしているだけでいいとか、そういった意見もあるならそれでもいいですけど、それなら「インデックス投資はロジカル」とか軽々しくいうのは控えた方がいいと思いますし、少なくとも金融機関にコストを下げさせることだけがインデックス投資の進化ではないと思います。

インデックス投資は気楽さばかりが前面に押し出される傾向がありますが、背景を支える理屈や課題(リスク)、改善策を押さえた上で他人に推奨するなりしたいですよね。それが「責任」ってものではないかと考えます。

冒頭の画像は志賀高原・横手山スキー場の山頂です。日本で通常営業しているスキー場で最も標高の高い場所です。右手前に見えるのが笠岳(笠ヶ岳)、奥には遠く北アルプスが壁のように立ちはだかっています。

インデックス投資も現状に安住せず、基礎を固め弱点を強化して「真の高み」へ到達してほしいという願いが込められています。

(関連記事)

コメント

1. 無題

なんだか難しい提案ですね。
例えば私が最近考えているのは、日本のインデックスにしても、トピックスと225のどちらに長期投資していいのかは誰もわからないのですよね?
それは株価の将来はわからないからです。
だとすれば経費率の低いものを選ぶか、分散効果は低いかも知れないが、半分ずつ購入するくらいしかないのかなと。
結局インデックス投資というのは、予測できないことを最大限認めた上で、少しだけの確実っぽいもので構成していくものなのかなとか思ってます。長くてすいません。

2. >考え中さん

コメントありがとうございます。

>トピックスと225のどちらに長期投資していいのかは誰もわからないのですよね?それは株価の将来はわからないからです。

条件を仮定して確率的にしか議論できないのだと思います。

>だとすれば経費率の低いものを選ぶか、分散効果は低いかも知れないが、半分ずつ購入するくらいしかないのかなと。結局インデックス投資というのは、予測できないことを最大限認めた上で、少しだけの確実っぽいもので構成していくものなのかなとか思ってます。

考え中さんの考えは均等配分に通じるものがあると感じました。分からないなら寄与率を等しくすれば良い。むしろその場合は均等配分がリスクを最小化すると思います。

おっしゃるように予測できないこと、分からないことを認め、定量を駆使してできる限り確実性を増していく、というスタイルがいいですよね。

問題はそれをどう業界に浸透させるかだと思います。インデックス投資では均等バランスが多く出ていますが、まずはそこでリスク低減の定量性をもっと前面に押し出してもらうことですよね。もちろん私も今後も均等配分について取り上げていくつもりです。

3. 無題

 なかなか難しい問題ですよね。
 私がとりとめもなく考えてみたのは、以下の3点です。

1.投資のリターン、リスクの事前検証の難しさ
 リターンにしろ、リスクにしろ、過去の市場取引のデータをもとに、確率統計学的に推定値を出すしかない。
 しかし、過去のデータの量が大数の法則を満たすほど充分かどうかは、検証しにくい。
 正六面体のサイコロを振るなら、「1」が出る確率の理論値は1/6だと簡単に推定できるから、大数の法則を満たすデータ量がどのくらいかも実際にサイコロを振ってみる実験をしてみれば検証できる。
 理論値の推定が容易でない場合(振ってるサイコロがどんなものか、実は分かっていない場合)は、いくらデータを集めてみても、果たしてそれで充分かに疑問符がつく。
 何回もサイコロを振る実験の結果、正六面体のサイコロだと思い込んでいたが、さらにそのサイコロを振ってみたら、「7」という数字が出てきて、実は角が少しずつ削れた十四面体サイコロだったことが判明するみたいなことはありうる(ブラックスワンの発生)。
 また、誰かインチキをしてないか(サイコロでいえば、重心を偏らせてるサイコロを振ってないか)も、インチキがない場合の理論値の推定が容易でないと、簡単に検証できない。

2.事前には分からない中でどうするのがベターなのか
 どれがリターンが高いか低いか、どれがリスクが高いか低いかは、事前には分からない。
→じゃあ、市場取引できるものは全部買っちゃえ。投資するかしないか以外の選択肢なんてねぇんだよ、投資すると決めたなら全部買え。
→全部買えるほど資金をもってる奴なんて誰もいねぇよ。
→じゃあ、どうするか。
→選択肢
 a.とりあえず投資可能な資金で、「全部買う」の縮小版を実現しよう→時価総額加重平均インデックスでインデックス投資
 b.とりあえず投資可能な資金で、すべてを同額ずつ買おう→均等額インデックスでインデックス投資
 c.とりあえず投資可能な資金で、すべてを同量ずつ買おう→株価平均タイプのインデックスでインデックス投資
 *どれを選択するにしても、屁理屈をつけて買う対象を絞り込むことはNG
→abcの三つのうち、どれがリターンが最も高いか低いか、どれがリスクが最も高いか低いかは、事前には分からない。
→うーん、困った。
*なお、cについては、何を持って「同量」とみなすかについて疑義が生じる。東証1部に上場している株式は、どの銘柄であろうと、1株は1株と割り切っていいのか。さらにいえば、東証1部上場の株とNY市場上場の株も、1株は1株なんて考えていいのか。

3.現実
 とりあえず、運用が機械的に楽にできそうなaかcでいきましょう、というインデックス運用機関が多い(bは、実際にやるとなるといろいろと面倒だ)。
 さらには、すべてを買うのも面倒だということで、屁理屈つけて(あるいは屁理屈すらつけずに)、買う対象を絞り込んでる場合もある(日経平均255とか、JPX日経400とか)。

4. >NONAMEさん

おっしゃるように「事前にわからないから全部買う」というのは賛成なんですが、その「買い方」に定量を加えてみようよというのが私の主張です。

まずはNONAMEさん指摘の3点やa,b,cの方法の違いなどが明確に議論されることから始められるべきですよね。インデックス投資はそれすらはっきりせず時価加重(TOPIX)と株価加重(N225)が混在している。それらが統計的にどうなのか論理立てて示されるべきと思います。それぞれ得手不得手もあるでしょうし、定量的な背景以外に運用のしやすさも加味されるファクターだと思います。

議論が浅いのに「それだけが正しい」と思い込むのが一番危険だと思うのです。

5. 無題

返信ありがとうございます。
確かに私は均等配分が考え方としては好きです。だからここを見ているのですがw
定量っていうのが数学得意じゃないんで論理的に理解してるかわからないのですが、
経費率、予測をある程度放棄する以外に私が重視しているのは、なるべく非課税口座でもつこと、ファンド内の配当の3重課税を回避するとかです。ここはある程度数字で得だと証明できるのではないかと思ってます。
スマートベータとか、中国が来る、インドが来る、アメリカ1本で良いとか、新興国は危ないとか、日本はもうだめだとかを当てに行くよりも、積み立てなら積み立ての適切な投資行動をしっかりとることを意識したほうが、結果に影響すると考えています。

6. >考え中さん

経費率、非課税口座、多重課税などは不確定要素が少なく投資家が事前に検討可能ですね。ある程度時間があればトラッキングエラーも検証できます。

>・・・適切な投資行動をしっかりとることを意識したほうが、結果に影響すると考えています。

おっしゃるように、予想や賭けに走らず投資対象も時間も満遍なく分散するなど、基本的なことを確実に積み重ねていくことがインデックス投資で重要だと私も思います。

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