【こんなアルクマは嫌だ】
これ描いた人天才ですわ。インデックス投資の打破すべき現状を端的に表している。いやアルクマシュールすぎるだろこれ。
※ちなみに画像は長野県のPRキャラ「アルクマ(信州をクマなく歩きまくる)」が白馬村のゆるキャラ「なんとかなんとか村男III世(いつももっさりしていて何考えているかわからない)」を「マカンコウサッポウ」でぶっとばしているのが個人的にツボにハマって思わずカメラを向けてしまったものです。
【考察】
「思考停止フリーライダー」は確かにラクです。ラクだけでなく結果的に有効な投資法であったことも歴史が示しています。しかし、それが決して褒められたものではないことだけは意識しておかないといけないと思います。
例えば会社でも勤務時間中に思考停止してスマホいじったりしている人が評価されるのはおかしいですよね(かといってマジメに働いたりマトモな意見を言ったもんが報われるわけでもないこんな世の中じゃ・・・ポイズン)。インデックス投資はインデックス投資を「負けない」でダマすことなく高みを目指してほしい。
人間心理に振り回されて非効率とも受け取れるフリーライドトレースを効率的というのもなんかズレていると思いますし、時価加重って配当とか消失リターンとか確率関数に影響を与える要素をもろもろ考慮した上で最善とか合理的とかされているのか謎です。その市場平均が確率分布のどこに位置するかとかもきちんと議論されているのでしょうか。
また過去データが未来を保証しないという立場に立つならば、他者に「フリーライド」しているだけのインデックス投資(パッシブ投資)が未来の「マイナスサムゲーム」に対する回答を持ち合わせていないことも自覚しておかないといけないし、他者に「負けない」ことを盾にしていては問題の発見や解決もできないし何よりピンチに陥った時に逃げることしかできないことを危惧しています。
市場平均の理屈って「市場は合理的だから市場平均が合理的」という風にしか聞こえないんですよね。それって論理ではないと思います。
【追記】
例えば暴落等があった時の市場ニュースとかで「当局の対応が試される」ような文言を目にしますが、(時価加重の理屈の根拠とされる)万能なはずの市場が機能していないから当局が面倒を見てくれているのに何考えてるんだろうと昔から違和感を覚えます。万能なら内部で処理できるはずですし、都合に応じてその度合いが変わるのもおかしいですよね。市場の「何がどういう風に合理的なのか」「右上がりの根拠」を定量的に議論するのが重要だと思うのですが、その視点が欠落しているとただの「願望論」で終わってしまう。
それと同じで、このような「フリーライダー」「根拠レス」といった指摘を謙虚に受け止め改善していけるか、金融ライクに言えばインデックス投資や我々がその「器を試されている」のではないでしょうか。
【余談ヨルダン】
普段カワイイ顔して鋭いツッコミを放つアルクマ本人には会えなかったですけど同日にカモシカを五竜で1頭、よんななで3頭見ました。あとHakuba47のパークでたまたま牛乳石鹸(赤箱)をもらいました(PR)。
【47PARKS】
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