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インデックス・ドライバー

インデックス投資の定量化は長期である必要はないよね


実はインデックス投資を知ってもう10年になります。


「長期投資」のタイムスケールを仮に20年とすればすでに半分が経過したことになります。この間、インデックス投資の運用管理費用の水準は大きく低下しました。先日も8資産均等型の廉価版が設定されました。また自動積立など投資環境における利便性も向上しました。

一方で、インデックスファンドの統計指数の採用やインデックス投資の全体的な定量化は停滞していると感じてきました。

インデックス投資はいろいろな意味で合理的だとは思いますが、例えば多くのインデックスファンドが連動する時価加重平均の定量性や意味づけもはっきりしていないように感じます(個人的な考察はありますが)。

また例えば「世界に分散投資すればいい」と言っても指数の中身が充分に分散されていなかったり、コストさえ低ければ分配課税複利ロスのあるETFが推奨されたりなど、主張と論理と現実がチグハグしているように思います。あと「市場平均」と「長期投資」と「マイナスサムゲーム」との関係とか。

要は論理的とされる割には定量性や理屈間の整合性が薄く、それはこの10年で変わっていないように感じます。その原因は定量化というより周辺理論まで視野に入れた「論理化」が浅いんだと考えています。すなわち、コストありきで定量や論理が軽視されていないかを懸念しています。

市場にフリーライドするだけでなくコストも金融機関に押し付けるだけでは申し訳ない気がしますし、ロジックがふわふわしているとインデックス投資を論理的とするのも憚られるでしょう?

私が細かいことを気にしすぎているというわけではなく、客観的な面からそう考えられるだけです。また主張が定性的で恣意的だと定量的・論理的にツッコマれたら反論できないことに対する対策でもあります。

このような状況であっても、ETFではいくつか最小分散や高配当インデックスに連動するものが設定されました(個人的には分配ロスや市場カイリを承知でゲットしましたが分配明細の郵送に罪悪を感じリリースしてしまいました)。

インデックスファンドでも以下のようなファンドはあるようですが、前者は楽天証券でしか取り扱いがなく、後者はコストが高配当をキャンセルするという意味のない仕様になっています。

「ステート・ストリート日本株式最小分散インデックス・オープン(ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ)」

「MSCIジャパン高配当利回りインデックス・ファンド(年2回決算型)(UBSアセット・マネジメント)」

【まとめ】
10年でこの状況。これじゃ私、おじいちゃんになっちゃいますよ?

インデックス投資の低コスト化の勢いを定量化にシフトすることはできないでしょうか。インデックス投資の進化の方向性は「コストと定量の両立」と考えています。論理が定量を基礎に確立されていれば周辺理論間の整合性破綻は起こりにくいはずです。

「定量化」と言っても既存の概念に少し数学を織り交ぜて解釈するだけなので、別に指数関数(複利)の効果を得るための長い時間は必要ではないはずです。「持続可能性」「マイナスサムゲーム」的にものんびりしている時間はありませんので、インデックス投資には定量化と論理化の垂直立ち上げを期待したいです。

冒頭の図で解釈すれば、横軸に低コスト化が進捗してきて、このあたりで縦軸の定量化・論理化の方向にもベクトルを向けるという意味です。要は「インデックス投資で考えなければいけない軸はコストだけではない」ということをイメージしています。

私も複数のタスクをパラで処理できない人間なので事情はわかります。インデックス投資の論理化や指数の定量化は前からずっと要望していますけど、ようやくインデックス投資もコストダウンを終えてロジカルな仕事ができるのではないかと思います。

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