「消失リターン」の概念からリスクとコストは等価であると考えています。eMAXISの実質コストの確認を兼ねて、コストとリスク起因の消失リターンとを合わせたトータルコストを着目パラメータとして、それらの寄与率を均等化するウェイトを求めておきます。
【コスト、消失リターン】
ウェイト算出は「
非時価加重ウェイトのまとめ」より「⑨コスト配分(CW)均等型」を使います。実質コストだけのバージョン、消失リターンだけのバージョンと合わせて並べてみます。
【消失リターン+コスト配分均等型】
【テーブル(左列が各項目の値、右列がウェイト)】
【考察】
実質コストは新興リートがやはりエグいですね。設定された頃にマネジャー氏が「それほどかからない」ようなことを言っていた記述を見たような気がするのですが「そんなわけがなかった(´~`)」。新興国は総じて保管費用がムダだと思います。さらにシグマによるロスまで考慮すると新興国は厳しいですね。あとは日本債のロスの少なさが際立ちます。消失リターンがシグマの「自乗」で効くことに起因すると考えられます。
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