このブログの書き手は昔から「時価総額加重平均」に否定的です。理由は「定量的でロジカルな根拠」が示されること無くインデックス投資の代表のように扱われているのが気に入らないからです。
ウェイティングに関する以下の3つの記事により、私の中で「時価総額比率」「ミーン・バリアンス」「均等配分」の考察が一段落しましたので、これまでの時価加重と非時価加重に関する考察を「インデックス化」したいと思います。
【重みづけの方法論】
→統計サイドからの時価総額加重の否定
→消失リターンを組み込んだ平均分散分析のパレート最適化
→確率に裏付けされたイコールウェイトの有用性
【時価加重の考え方】
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/,.=゙''"/ 統計的に意味が無いし。
/ i f ,.r='"-‐'つ____こまけぇこたぁいいんだよ!!
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以前からずっと「効率性」の「根拠が無い」と考えていた時価加重を統計学により否定することができました。あの理屈に縛られていたらインデックス投資は前に進むことができないから。
インデックス投資と時価加重は等価ではないので時価加重の存在意義が剥奪されたとしてもインデックス投資が崩壊するわけではないと思います。時価加重に数学的な意味は無くても、運用がラクで売買が抑えられるという特性からコストや課税ロスの面で「理」があると考えています。また時価だからこそファンド間やコストに対する再現性の高さが保証されていると思います。
重要なのはひとつに決めつけることではなくそれぞれの強みを生かし弱みを補って使いこなすこと(分散投資そのもの)。落としどころは「コスト」と「統計」の「等配分(共存)」と考えます。
【細かい事が大切です】
→そのまんまモドキ
→市場も時価も思考停止で萎える
→確率分布による成分分解
→タイムスケール次第
→ゼロに何を掛けてもゼロ
→分散投資とインデックス投資は必ずしも等価ではない
→「おまえは何を言っているんだ」
→「ないんだったら自分で作ればいいのよ」
→「時価総額でない客観的な尺度」により重み付けする手段
→均等分散の定量化@新興株
→長期的な勝率の向上について
→「あくまで長期の投資手段として考えたい」
→少なくとも複利下では「ベータ」はスマートではない
→コストの重要性
→「リスク回避的」≠「レバレッジ」
→「王様ポートフォリオ理論」
→数学・統計・確率に裏付けされた合理的な手段であるために
→効率的市場など存在しない
→型にはめるのは好きじゃない
→ナントカ効果といった定性的な話ばかりで萎える
→時価総額に依存しない指数のはずが・・・
→非時価加重のポジショニングマップ
→「証券サイド」と「統計サイド」
→名前に対するツッコミその2
→「売上・営業キャッシュフロー・配当金」加重指数
→「下方偏差」の採用
→非時価加重インデックスの定式化と検証
→名前に対するツッコミその1
→目的に応じた非時価加重インデックスの選択
→後出しジャンケンを避けるために
→等配分のフロントエンド
→Encircled Functionライクな累積ヒストグラム
→均等分散の定量化
→減算型の累積ヒストグラム
→各国の時価総額加重平均指数を各国の時価総額で加重平均するということ
→低ボラティリティインデックス
→バリューインデックスの存在が市場効率性の反例
→規模のケア
→「効率的」の定義
→インデックス内の国や通貨、銘柄の偏りを平準化
→時価総額別の指数への寄与
→「同じ土俵で比較しないから、知らないだけなのではないか」